薬草の効果は味によって分類することができる

ネギやショウガ、わさびなどのことを薬味と言い、こういうものを加えることにより料理を引き立たせることができるわけです。薬味を加えることによって味を調節していきます。

甘いとか、苦い、酸っぱい、辛い、しょっぱいという5つの味のことを五味と言い、これらを調節することが大切だと言われていました。五味のことを薬味と呼ぶようになり、次第に薬などを通して味を加減させることまで含めて言われています。

甘い味は気持ちを和らげる役割がある

薬草の中には甘い味がするものがあります。

一番メジャーなものと言えば甘草で、砂糖の50倍ものの甘さを持つ薬草です。食品添加物としてお菓子などの甘味料として使用されたり、タバコや薬を飲みやすくする矯味剤としても使われます。その他には漢方薬として全体を甘さによって調和を取ったりするという役割でよく多用されています。

甘い味がするものと言うのは何かを和らげる力があるわけです。運動の後や疲労がたまっている時と言うのは無性に甘いものが欲しくなることがあるのではないでしょうか。

そういう時に甘いものを補給するとホッとしたりします。気分がすぐれなかったりイライラする時と言うのは甘いものを食べると気持ちが和らいでくることが多いです。甘草のほかに身近なものとして、山芋、玄米、小麦、トウキ、ユリの根などがあります。

苦い味は飲みにくいけど効果は高いものがある

薬草には苦いものが大変多くなっています。苦いとなるとなかなか飲むのがつらいと感じるかもしれませんが、本当によく効く薬と言うのは苦いものだと意味である「良薬口に苦し」という故事成語が存在しますので、効き目があるものだということで飲んでいけば本当に効いてくるものです。

普段は飲みにくくて苦い薬であっても、効能に合った薬で適切に処方されているのであれば、意外と口当たりがいいということもあり得るでしょう。

苦いものと言うのは甘いものとは真逆の役割を持っています。湿気と取って乾燥をさせたり、上がったものを引き下ろしたりする役割があることを利用して、熱を下げたり、通常とは反対の方向に動く吐き気やせき、しゃっくりなどを鎮める役割があります。苦い味の薬草の代表例はセンブリやヨモギ、ホウノキ、シャクヤクなどです。